2011年2月8日火曜日

極度の緊張

2/7(月)の昨日はワタシの第5回目のボーカルナイト。人前で唄うなど言語道断支離滅裂暗中模索も良い所なんですが、目下の課題は「緊張」との戦いなんですね。どのように演奏してどう唄うかなどまだまだ先の話で、大キンチョー(ル)で、手にも喉にも力が入らなくなり、コード展開もできず歌も歌えずなんとも惨めな結果を繰り返すこのボーカルナイトの存在や如何に?であります。

1回目はギターの音も何も聞こえずだったが、それでも力も抜けず通しでやれたのですが、2回目3回目4回目は悲惨を極めました。緊張と言うよりも「アガッテ」しまった状態ですが、それで手に全く力が入らない自分自身を知るよしもなかった訳で、思い返すも穴があったら入りたい境地であります。

昨日のワタシの5回目は、これまでよりも一層の準備で、なんとかヘマをしないで声もショボショボにならない程度に対処できるかも知れないだろうくらいの練習量はこなして、夜7時過ぎには会場入りしました。大抵数人が既に来ているのに、1番入りでした。アイスコーヒーを注文して、ワタシの指定席に行き、取りあえずチューニングをして準備して来た3曲を数回練習をし終える頃には、いつものメンバーがやって来ました。

いつもは15人くらいが、この日は1月に参加できなかった方々が押し寄せて来て、25人以上(?)にもなり、同伴者を入れると40人くらいはいたでしょうか。エントリーは来た順番ではなく、箱の中の番号をマスターが抽選して決めるので、ワタシの順番は当たるまで分かりません。番号札1番はその箱に最初に入れられるので、早い時間帯で引かれる確率が低く、自分の番が回って来たのは9時30分頃でした。

実に緊張状態が2時間30分も続いたお陰で、ステージに上がった時はさほど緊張していない自分に気づき、今回は手に全く力が入らない状態にはならずに終えることができました。その緊張について思ったのですが、それが2時間以上も続くと、人間の脳は緊張することに慣れるのか飽きるのかそれとも疲れるのか知りませんが、そのこと(緊張すること)に対して馬鹿馬鹿しくなるのではないかという感じでした。ですから出番が3人目4人目だったらまたしても前回のような「撃沈」をしたのではないかと・・・。

通常ならば折角1番に入ったのにどうしてこんなに後ろになるのかと憤慨するべきところでしょうが、お陰で緊張が相当に緩んでくれて、自分の声も楽器の音も良く聞こえました。途中一回コード展開を間違えましたが、それは全く問題なし。一番マズイのは蚊が鳴くような声で、消え入るようなリズムのない演奏で、それだけは避けられた(?)のではないのか?とホッと胸をなで下ろしているところであります。

今回ひとつ方法を変えたのですが、D-28に内蔵のピックアップの使用を止めて外部マイクを使ったのも非常に良かったのではないか・・・?これは上手く説明できませんが、相当良いピックアップでないとアコギの良い音が出せないように自分なりに感じていましたし、他の方の演奏を聴いていてもやはりピックアップからの音は好ましからざる金属音が聞こえて来ます。それがどんなに綺麗に出ていてもワタシにはそれはアコギの道からは外れていると思うのであります。

そんな訳で今回の自己採点は練習成果の40%程度を出せたのではないかと思っていますが、演奏の後半部でやはり手に少し力が入らない状態があり、それが原因でピックが上手く使えず、弦をはじくのに引っかかった感じが出てしまったのがチョット残念でした。にも関わらずワタシが演奏している数分間は場内のザワザワ感が全然なかったのと、最後の拍手がまた次の栄養剤になりました。