2011年6月27日月曜日

意味不明なパンフ

本日ワタシの所に意味不明のパンフレットが届いた。もちろんカヤック関係のパンフだが、完全に意味不明。どう考えても意味不明。どのように意味不明か?

まずスプレースカートだが、1万円以上もするナイロン製のスカートなんて誰も買わないでしょう!はっきりとは分からないが多分ナイロンだろう。材質も書いていない。その隣にはネオプレン製のようなのが載っているが、何故か肩掛けが付いている。誰がこんなスカートを考えたのか?これも1万円以上する。勘弁して欲しい。

その次にミトンやソックスが出ているが、こんな夏前に不思議でならない。しかもお値段は5000円近いから驚く。秋でも不要だ。全く真冬の装備品だが、その横にはハンドロールの練習用に考えられた水かきが付いたグローブが載っている。しかし今はもうこんな道具は全く不要になってしまったし、持っている人もいない。

それから一番下にソックスが4000円もするのが出ているが、もうソックスなんぞは要らない季節でしょう!欲しければホームセンターで1000円も出せば、かなり良いのがある。

そのパンフを裏返せば秋冬モノと思われるウェアーが並んでいるが、一体どうしちゃったんでしょうかね?!これからの時期は普通の速乾性の半袖半ズボンで充分でしょう。多少雨の日には少し厳重な服装準備が必要でしょうが、ナニを思ってこんなパンフを送って来たのでしょうか?不思議でならない。

カヤックもパドルもパンフにはなかったので、その辺のところは送って来ても無駄と分かったのかも知れないが、今ワタシが欲しいのは、マイクスタンドと譜面台とPA設備その他なんですね!そこのところをご理解して欲しいモンダミン。

カヤックもパドルもウェアーもその他の装備もソフトも相当に充実していると自分では思っているので、・・・まぁ強いて上げればワタシのテントやシュラフはもう少しグレードを上げても良いかなとは思っていますが、全然不便ではないですから、特に問題はなし。

思うにどんなカヤックの業者でも基本的にカヤックに乗っていないと、こんなトンチンカンな営業活動を展開することになるんでしょうね!このパンフレットを見ただけで、どれほど時代の進化から遅れているかが分かる。エンドユーザーの方がはるかに進んでいるような気がする。

そして下らない業者は刻一刻と淘汰されて行くでしょうね。あっもちろんワタシの所も相当に下らないところですからまずは消えてなくなるのも間近でしょうね!でもね、カヤックに旗を立てたり、季節風に逆らったり、フェリーなどは利用していませんから、ワタシ達は毎週申し訳ないくらい充実していてて、ひょっとしたら退職時期も伸びてしまうかも知れません。

そうならないように今年は燃え尽きたい(?)と思っております。

2011年6月22日水曜日

確実な一歩

どうもまた今週末は天気が良く無さそうですが、こんな雨が良く降る梅雨は珍しい。しかも土日が見事に的中しているのだから、困ったモンダミン。まぁそれはそれで他のことを楽しむことはできるので、特に問題はないが、この週末は休みたくないなぁ~と思っている。

この前フト気がついたことがあって自分でも驚いたのだが、カヤックに乗って前屈をすると力を入れて一生懸命やっている訳ではないのに、身体がピタリとフロントデッキにくっついてしまった。自慢じゃないですが、ワタシの心と体は非常に硬い。それがナニもしていないのに前屈が非常に柔らかくなっていたのだ。

考えられるのは体重を大きく減らしたことがあるかも知れない。お腹の脂肪が5kgもなくなったお陰かも知れないが、それはともかく前屈が非常に楽になったので、チョット試してみたい。長い間中断しているパドテクを早く復活させたいと思っている。ダウンワド系のテクでもう何年も眠ってしまっている。

今からスタートすれば夏場には、何とか良い感じを得られるのではないか・・・と思うのだが、確実な一歩を得るためには相当な紆余曲折がきっとあるんだろうな?!カヤックに限らず技術習得には相当な粘着性が要求される。だからそこを通り抜けようとする傾向が一般的に強いような気がする。

その粘り強さはまだ備えているつもりではあるが、何しろ最近では身体の方が全然ついて来てくれない。そこんところをチョット自分でなんとかしたいなぁと思うようになった京子の心。

週末は雨が降らないことを祈りたい。

2011年6月17日金曜日

夏は水、冬は雪、そして

カヤックを始めてからもう28年目にもなるが、始めた頃にまさかパドルで「水を掴む」なんてことができるなんて思ってもみなかったが、それがいつ頃からかできるようになった。スキーも同じくそれくらいになるが、何しろシーズンが短いので、全く大したことはないのだが、曲がりなりにもこのごろやっと雪面とのコンタクトを楽しむことができるようになった。これから益々健康に遊びまくりたいとは思うのだが、年数を追う事に歳は必ず取っていくだろうし身体も動かなくなるだろう。

だから昨年から音の遊びも始めてしまった。これはアウトドアと違って音楽だから全く自信はないが、少しばかりの音の取り扱いを勉強して、楽しめるようになりたいものである。周囲からは相当音痴だと定評があるのだが、それでもナニもしないでただただ聴く側になっているよりはかなり良いことではないか?と思ってはいるのだが・・・。

それにしてもどうしてこんなに不確かな要素に興味を持ってしまうのだろうか?誰もが簡単に手に入れられないから余計にやりたくなるのだろうか?それにしてもアコースティックの音色はワタシの心にまとわりついて離れない。こうして希望に満ちた中年のワタシの心はまたすぐにどこかで粉砕されてしまうのだろうが、それはその時が来てやめたくなったらいつでもやめれば良い。

そんなこんなで今年の夏は忙しくなりそうだ。明日はカヤックの準備もあるが、グチャグチャな部屋の中を片付けしなくては・・・。

2011年6月9日木曜日

いつの間にか・・・

気がつくともうすぐ夏が近づいていますが、今年は昨年のような猛暑にはならないのでは・・・と期待をしています。と言うのは昨年の今時分は家の中もテントの中も相当に蒸し暑かったと記憶しているが、今年は非常に快適ですから。本来なら蒸し蒸ししてエアコンを使いたい状態だと思うのですが、窓を開けているだけでとても気持ちが良いのです。だから今年の夏は・・・だと思いたいのですが、実際はどうでしょうかね。

この気持ちよさの中には実は湿度が低いと言うだけではなく、心の片隅に残っていた煤や垢がすっかり抜け落ちていることにも気がついたのですが、これらはきっと目標意識を失うとまた体中にまとわり付いてくるのでしょうねぇ。目標意識というか目的意識というかそんな重いモノをいつも抱えていると、確かに大変な時がありますが、多分死ぬまで持ち続けなければならないものではないかと思うのですね!そんなの嫌ですけれどね!

毎日毎日とてもいい加減に生きていたいのですが、適当に生きていたいのですが、なすがままに生きていたいのですが、そうすると目的意識のない習慣や馴れ合いがまるでオブラードのようにワタシの体中を覆い尽くしてくれるような恐怖心に包まれてしまうのですから、面倒くさい話です。目的意識を持つと重苦しい時間を持ち続けなければならないし、それを持たなければだらしない習慣に身を置くことになり、気分は最悪となるに違いない。

いつか不意に目的意識を失った時に、ワタシは自分自身の作った不運に一時拘束されかかったのではありますが、気がつくと「宇宙の果て」までやって来て、そこから愚かな自分を見ていると、まだ身体の中まで腐ってきていないようなので、朦朧とした意識を覚醒させるべく、少しずつ心の襞を張り替えてみる努力をしている内に、結構ガタツキが整地されてきたように思うのです。いずれにしてもすべては偶然でありながら後から必ず必然性も感じるというのは、一体どういうことなんだろうか?神の意志とまでは言わないにしても、生きながらにして死を選ぶ生き様は覚醒された生き様に暗黙の内に消し去られる運命にあるのかも知れない。

だからいつも心の先は少し尖っていた方が良いのかも知れないね!

一点集中

シーカヤックでもリバーカヤックでも自分の現状を打破して技術力その他をアップさせようと思うときに、一番重要なことは、まず一点集中することではないかと思うのです。もちろん色々と試すことも時には重要なので、そのこととチョット矛盾するような言い方ではありますが、やはり基本は一点集中ではないかと思うのです。

しかし一点集中とは言ってもナニをそうすれば良いのだろうか?まず練習場所の確保ではないだろうか。毎回違う場所へ出かけて楽しい経験をするのも良いとは思いますが、できれば同じ場所同じ環境でやるべきだと考えます。その理由をここで書くことは省略しますが、ひとつには精神的な集中力を高める為にはそれが要求されてきますので・・・。

そしてその次に自分がまず獲得したい技術的項目をひとつかふたつほど心に決めておきます。朝から晩までそればかりと言うのはさすがにチョット辛い面もあるので、それらの技術項目を習得するために役立つそれ以外の練習項目なども仲間に入れて前座的にやるのも効果的かも知れません。

随分昔の話ではありますが、全般的にとても上手な方がワタシのスクールを受講に来ていたのですが、どの技術も一見上手そうに見えるのですが、どれもが完成していなくて、例えばハンドロールなども時々できるのですが、確実ではなくやはり失敗もして沈脱もしていました。そこまでできる人ならば、パドルのロールは完璧かというとこれも実は中途半端でしかなく、できるときとできないときがありました。

ちゃんと構えてやるとパドルのロールはできるのですが、ハンド失敗の時のパドルロールはかなり成功確率が下がっていました。そこでワタシはパドルロールの不確実性を指摘してそれを克服するように練習方法の指示を出したのではありますが、その方はそれを数回やってまぁまぁできるとすぐにそれをやめて、他のことをしていました。ロールだけでなくその他の技術についても同じような状況が続き、2年ほどの期間でワタシの目から見た進歩はほとんどありませんでした。

キチンとした練習モードに入れば、相当に腕を上げることができる身体的能力を備えながら、その場その場での遊びを楽しむことを優先的に選択している傾向が強く見られたので、ワタシはただただ傍観するのみでしたが、今でもとても残念な思い出のひとつです。ワタシにその方の身体的能力があれば今じゃきっとカリスマだろうな・・・と勝手に思う今日この頃です。今住んでいる場所もカリスマですけどね・・・?

まぁこんなことが分かっているのではありますが、全く畑違いの音楽の世界では、一点集中がなかなかできなくて苦労しています。練習方法が確立されていないので仕方がないとは言えバラバラ過ぎて取り付く島が見つからないと言うのが現状ですが、カヤックだって最初の7年間は練習をしようと思っていても、その方法が分からずただただ漕ぐだけでしたから、そのことを思い起こせば、バラバラ練習も通るべき駅のひとつかも知れませんね!

そのバラバラ練習も先日から少し環境を変えてみたら、随分変化をして来ました。事務所の中でコソコソと泥棒がナニかをする如くやっていたので、一向に身が入らずでしたが、3日ほど前からある練習広場を発見してそこへ環境を移動しました。全力でやるともう20分くらいでヘロヘロになりますが、以前は事務所内で3時間くらい連続でやっても全然大丈夫でしたから、如何に事務所内での「泥棒行為」が練習になっていなかったかがよく分かりますね。

そんなような訳で、カヤックで練習をしようと思っていてもなかなか一点集中型の練習に入れない方は、環境を変えてみることをお勧め致します。練習する場所も大切ですが、練習する仲間も非常に大切です。中には一生懸命に練習をしようとする行為や人を馬鹿にするような感じの人も結構いると思いますが、こういう方々と一緒に乗っているといつまで経っても練習環境は生まれません。自分自身がカヤックに乗っている以上、海とのコンタクトを高めるんだと言う気持ちをもっと前進させたいならば、自ずと「観光気分」は排除され、恐らくはひとりででも練習環境を構築していくべきだとワタシは思いますね!

そうすればそこにはまた不思議なことに新たな道ができ、熱心な方々が集まってくるに違いないとワタシは今も昔もそう信じているのであります。人間の世界って疲れることも多いけれども、楽しいことが多すぎて困りますね!