2012年3月23日金曜日

イメージの話



例えばのお話ですが、これがワタシのギターの練習場所とします。広さ的には3畳ほどでしょうか。防音設備がついているので音は外へ漏れません。PAにドラムにその他諸々一応必要なものは最低限揃っています。最近気がついたのですが、ステージに上がるとど緊張する理由が2つあることが分かりました。
ひとつは高所恐怖症であること。僅か30cmほどの高さですが、これによって緊張度が随分高まるようなのです。高さの2乗に100cmを足した高さから海へ飛び込むほどの恐怖心・・・本当か?!

二つ目は顔の前にマイクがセットされ、ギターマイクがお傍で鎮座された状況で、自分の声とギターの音がスピーカーを通じて自分の耳に戻ってくるときに、全身から力が抜け落ちていくのですね!元々上手くないのが更に駄目になるのを確認をする為に行っているようなもんで、それを何とか克服したいと思っていたのでアリンス。
自分の家でも充分練習できるスペースはあるが、PA設備がなく、ライブハウスの臨場感が全くないのでいくら練習をしてもステージに上がると緊張感にやられてしまうので、では同じような環境で練習をしてみたら少しは緩和されるのではないかと思い、こういう設備を揃えた環境で2日間練習をしてみました。

自宅でやっているときは3時間から5時間くらいは休憩を入れながらだと可能ですが、このミニスタジオに入るともう2時間が限界で体力的にも指先的にもそれ以上は全く不可能な状態になります。意識して練習密度を高めている訳ではありませんが、結果的に高くなっているんだと思います。2時間でヘロヘロです。
毎月第3水曜日に倉敷音楽舘でVAN VAN LIVEがありますが、先日の水曜日も参加して来ました。いつも直前で思うのはナンデもう少し練習しなかったのかと緊張感が高まるのと同時にそういう後悔が始まるのですが、ステージ恐怖症に襲われながらも出たいと思う気持ちがあるのはなんとも不可思議な人間の感情なんですね!
出場者&見学者で20名を超えて場内は所狭しと熱気がムンムンしていましたが、今回は少し緊張した程度でした。上手く歌えたかどうかは別にしてPA設備のBOXでの効果が相当ありました。今回初めて練習をしているときと殆ど同じ感覚で弾けましたので、自分としてはまずまずかなぁ~と・・・。シーカヤックで言うなら激潮部を恐怖心を抱くことなくパドリングできた・・・そんな感じでしょうかね?!これでやっと階段をひとつ上がる事ができたような・・・これからも練習あるのみかな。