2013年5月21日火曜日

ノルディックウォークのストックについて

最近色んなアウトドア雑誌などで紹介され利用することを盛んに勧めているようですが、ワタシはちょっと待ったと申し上げたい。スキー板を履いていたり、足腰が悪く歩くのが苦手とかそういう前提でなら解るが、平地を歩いたり山登りをするときにこの2本のストックが必要だろうか?必要というかむしろ邪魔になってはいないだろうか?

GWに真庭連山にトレッキングに行ったときも数は少なかったが、雑誌からそのまま出て来たような格好の方々が比較的に使っていたような感じでした。まぁ使っている本人がとても気に入って便利だと思って使っているのであれば、ワタシがどうこう言う必要は全く無いが、そのストックを持って歩いている方々の後ろを歩いていて、とても便利に役立っているようには思えなかった。

急な登りもあれば滑りやすい崖のような場所もあるし鎖場もある。そういう場所を歩くときにむしろ両手に持っているストックが非常に邪魔になっているのに、どうしても使わなくてはならないと言わんばかりに使っている方を何人も見た。ストックの長さを調節せずに急峻な坂を登っている方は、両手を一杯に伸ばしてまるで何回も万歳をしているようにも見えた。下り坂では、両ストックに思い切り体重をかけてヘロヘロになっているお父さんを見た。

一方スキーをしているときにストックを持たないで滑るのが格好良いと思いノンストックで腰をローテーションさせながら滑る若者をしばしば見かけるが、逆にスキーなどをするときは是非ダブルストックで練習をして欲しいとワタシは思う。ストックを持たずリフト乗り場に来てもたつき他の方々に迷惑をかけているのを何度も見た。

必要でないものを使ったり、必要なものを使わなかったりとどこで区別をすれば良いのかよく解らない方もおられるかも知れないが、使ってみて違和感を感じたら、止めればよいだけの話。

アウトドアショップと言うのは基本的にあまり儲からないから色々と効能書きを書いて何でも売ろうとしているので気をつけた方が良い。酷いのになるとシーカヤックのスターンに「間抜け旗」を取り付ける装備品まで売っているところがあるから本当に要注意だ。こういうショップや輸入業者は殆どシーカヤックについての実践的経験も知識もないから騙されないようにして頂きたい。