2013年2月19日火曜日

黙ってしまうのではなく・・・

ワタシはここで黙り込んでしまうのではなく、また思考をストップさせるのではなく、何故?どうして?如何なる状況で?・・・そういう事を一生懸命考えなくてはならないと思うのです。事故が起きてしまったことを、後でとやかく言うのは慎むべきことなのかも知れないが、仮に不可抗力の側面がかなりあったとしても、原因と結果を考える必要は大いにあると考えるのです。

ワタシは一番大切なことは、登山などもそうだと思うのですが、誰かとタイムを競うことよりも、如何に海の状況に対処できるかということだと思うのです。そしてまた自分自身の海との関係に於いて限界を知ることが非常に重要ではないかと思うのです。

それからいつも行く海の状況の振幅を自分の力量との相対関係に於いて理解していくことが非常に重要ではないかと思うのです。ではそれをどのようにして理解していくかはここでは説明できないが、海との相対関係を理解するには、自宅に居ながら海の状況が読めて、その状況と自身の漕力とを照らし合わせ出艇の大凡の判断ができるレベルまで、ある何某かの経験を積む必要があるのではと常々考えている。

何故ならシーカヤッキングと言う遊びは、一度海へ出たら常に死と隣り合わせの行為だと考えるからです。どんなに天気が良くて海が穏やかでも、そうだと思うのです。

幸いにもワタシや一緒に漕いだ仲間に事故を起こして亡くなった方はいませんが、かつて一緒に漕いだ仲間の友人達がGWの強風に打ちのめされて命を失う事故がありました。これは大変衝撃的な事故でした。

ワタシの知る限りカヤックの事故では、あまり怪我をするようなことはなく、全く大丈夫か死ぬかのどちらかだと思うのです。そして大凡大事故は水温が低いときにカヤックから沈脱して復帰できず、そのまま流され体温が低下して身体が動かなくなるケースが殆どではないかと思うのです。

ワタシは以前はお正月に合宿をしたり2月や3月にも時々カヤッキングに出かけてはいましたが、原則的に12月~3月はオフシーズンにしています。だからお前等もそうしろとは言いませんが、今の時期にカヤッキングに出かけるのは、相当の訓練をして、装備も完全装備で、もちろんカヤックは自艇に限ります。自艇だったら何でも良いという意味ではありませんが・・・。

続く・・・