

最初に覚えて頂くことは、簡単なカヤックの操作です。前進・後退・停止左右へのターン・回転・パドリング姿勢・バランスの取り方・その他です。これらは大凡1日か2日で終了します。早い時は半日で終了します。終了と言っても、完成と言うことではありません。これはロールのレンスーに入っても、当然毎回行われます。
ある程度基本パドリングがサマになって来たら、すぐに基本ロールの指導に入ります。どのように基本ロールを指導するかは、ここでは省略しますが、CSC独自の指導法で、約1日あれば通常の運動神経の持ち主であれば、上がれるようになります。最初から成功確率が高い人もいれば、50%30%程度の方もいます。しかし最初の成功確率は悪くても全然問題ではありません。そして4~5日と基礎コースが終了する頃には、基本ロールの成功確率は、非常に高くなっています。

このように考えたら、独立した「船乗り」を目指す方には、ロールは必須技術と言うことがお分かりになると思います。そして、このロール技術の習得は、全然難しくはありません。ロール指導に入ったのに、何回行っても全く上がらないとか、上がってもまぐれでしかないとか、1日に2時間程度しか教えてくれないとか、何の準備もしないのに、いきなりドブンザブンと練習させられたとか、そういうご経験のある方は、お気の毒としか言いようがありません。完成された指導体系に基づいて指導を受ければ、ゆっくり指導ノンビリ受講でも1日ないしは2日もあれば、上がるようになるはずです。
4回行っても5回行っても、いつまで経ってもフォワードストロークとかセルフレスキューしか教えてくれないスクールがあるとすれば、そこはスクールじゃなくて「観光系シーカヤックツアー」の範疇に入ります。またロール指導時間が2時間とか半日とかのスクールも要注意です。プールなどで時間を区切っているのは仕方がない面がありますが、屋外でのロールスクールで2時間と言うのは、問題外です。準備の時間にも満たない指導時間と言うことで、そこのスクールの内容を大いに疑って然るべきです。
ところで、ロールのことばかり書いていますが、ロールがすべてではありませんが、これができないと色々な意味で次のステップへなかなか進むことができません。技術系的なことだけでなく、ツアーに関しても、楽しむ世界を広げようとする積極的な気持ちがある方は、是非とも転覆復元の技術を習得して頂きたいと思います。
尚、どこに行ってもマスターできない方、ひとりで何年も練習しているが完成しない方、ある程度できるがレンスー仲間がいない方、苦労している方、CSCには、それを短期間で突破することができるソフトや仲間が沢山います。興味がある方は、是非お問い合わせ下さい。