2008年7月14日月曜日

スイカ食べ食べレンスー会




お日様が出ると焼け死ぬほど暑い日でしたが、海水温度はまだ温泉風呂には至らずでした。長時間腰まで浸かっていると、身体が冷えて、何もしていなくてもドッと疲れが出ますが、レンスーするには快適な天気でした。 この日の各自のテーマは、乗り込みロール・ショートロール・シャフトロール・ハンドパドルロール・ハンドロール・ハンドバランス・スカリングハンド・ハイブレイス・ロハビリ・初キャンプ・ロングロール・その他でした。
レンスーで身体が少し冷えてくると、生ぬるいタープの下はそれなりに快適でした(?) 日常生活では、もうエアコンがなくてはやっていけないほど外気温は上昇してきました。しかし島には扇風機もなければ、エアコンもありません。暑さから逃れるには、方法は3つしかありません。
ひとつは水に浸かること。ふたつは木陰にはいること。みっつはタープの下に入ること。しかし、これで充分です。島に居るときに、エアコンが欲しいと思ったことはありません。夕方になると、辺りは一気に涼しくなって来ます。夜は、半袖半ズボンでは寒いほどでした、と言っても信じて下さる方は少ないでしょうが・・・。
今年のこの時期の昼間の暑さを考えると、「異常」としか思えません。まさしく人間が作りだした地球温暖化を肌で感じずにはおられません。昼間の暑さと夜の涼しさの関係を考えると、これまでの常識ではあり得ない話のように、ワタクスは感じています。昼間は焼け死ぬほどで夜はテントの中は、寒いのです。
シーカヤックを楽しもうとする人々が、景気の善し悪しに拘わらず増えて来たのは喜ばしいことですが、ちょっといや大いに気になる点は、ロクにレンスーもしないでいきなり楽しもうとする傾向にあることです。観光客相手の商売として、ツアーなどを催行する場合は、ほんの少しのパドリング方法を習い、乗り降りを覚えたら、すぐにツアー出発となるようですが、こんなことで本当に良いのだろうか?実際に大問題に発展したような話はあまり聞かないが、表に出ない所で問題は一杯あるのではないだろうか?
そして、上手く漕げるかどうか良く分からない方々を連れて、ツアーに出かけるのは、ガイドする側も実はもの凄く大変なことではないだろうか?本来シーカヤックツアーは楽しいはずのものです。しかし、風が吹いたら、波が出たら、潮流が流れたら、海が荒れたら、腕が疲れて漕げなくなったら、転覆したら、いつでもツアーは中止せざるを得ない可能性が高い状況を想定しての観光シーカヤックツアーには、多くの問題が隠されているように思います。