2014年2月15日土曜日

里山資本主義

今日ニュースを見ていたら「里山資本主義」が話題になっていた。「マネー資本主義」に相対する言葉のようで、その出所は中国山地にあるらしい。田舎にあって利用されていない価値あるものをもう一度見直して、今の住み難い現代社会を生き抜こうということらしい。数年前のリーマンショックで躓いた金融資本主義が、つまり大量のお金を動かしてお金を稼ぎ出す謂わば虚構の経済活動から目を覚まして人間本来の生活を取り戻そうということらしい。


詳細はhttp://www.j-cast.com/2013/12/31193104.html?p=all をご覧になって下さい。


しかし言葉では理解できても、またワタシのような里山で育ち里山資本主義を実践するだけの環境を持っていても実際にそれを実行するのはなかなか難しい。ましてやそういう環境を持っていない若者が里山で米や野菜を育てながら尚且つ仕事に就くことは相当に大変なことに違いない。


ただ自分の周りを振り返ってみると実際にこの里山資本主義を実践している知人もいるし、できるだけお金をかけない生活を実現しようとしている若者も知っている。この社会は働いても働いても、いや働けば働くほど収入をもぎ取られる仕組みができていて、矛盾に満ちている。働かなくては生きていけず、働けば限りなく吸い取られるシステムができているし、それが年々厳しくなって来ているのは皆さんご承知の通り。


そういうアリ地獄から抜け出る為のひとつの方向性を示しているかも知れない。水や食料や燃料を買うのではなく里山で自給していくというのには大いに魅力を感じる。水は地下水で、食料は自分で栽培し、燃料もガスや灯油は使わず不要な木材を使うのは、ワタシの子供の頃はほぼそうだった。


もしこういうことがこれからの時代可能であるならば、年間100万円もあれば充分暮らしていけそうだ。もちろん贅沢はできないが心豊かな生活を実現できるかも知れない。消費税がどれだけ上がろうとも年金がどれだけ削られようともさほど気にしなくても暮らしていける生活スタイルが構築できるなら大いにチャレンジしてみる価値はあるのでは・・・?!


今年になってまだ一度もワタシの里山に戻ってないので来週には一度戻って、色々と思いを巡らせて金融資本主義に対抗する手段をひとつでも増やして生きたいね!