2013年9月15日日曜日

お・も・て・な・し

滝川クリはいい事言ったね!「おもてなし」とは素晴らしい。漢字で書くと「表無し」で、つまり「裏有り」と言うことだね!もっと詳しく解釈すれば、表には本当のことは何もない。裏に一杯色んなことが隠されている。ということではないか?!

彼女が言いたかったことを代弁すると、つまり「オリンピックが東京に決まる。膨大な予算を計上する。競技場やその他の箱物を作る。道路を作りなおす。官僚の天下り先も新たに作る。ゼネコンその他の関連企業にお金が舞い落ちる。そこからお世話になった政治家や政党にお礼の献金。そして新聞やテレビは何の努力もせずに試合の結果を垂れ流すだけ。」ということ。

東京招致が決まった時の歓喜の光景は異常だった。選手が金メダルを取った時の喜びを超えた歓喜の裏側が透けて見えるほどのはしゃぎ様がこの国の病状を如実に現している。福島の原発事故の状況を考えるととてもオリンピックなどではしゃいでいる場合ではないと考える良識のある知識人は残念ながらテレビや新聞にはあまり見かけない。

今血眼になってオリンピック利権に食いつこうとしている個人や企業は沢山いるはずだが、我々庶民は東京招致を喜んでいる場合ではなく、我々の貴重な財産が国家を通じて一体どこに流れていっているのかをいつも観察していかなくてはならない。仮に景気が良くなっても悪くなっても大抵流通しているお金は我々の遥か頭上を行きかうだけで、気がつくと1000兆円の国の赤字はその何倍にも膨れ上がり、福島の汚染水は世界中の海を駆け巡るのではないだろうか?!

土建屋のビルの壁に貼ってある安倍首相のポスターには「日本を取り戻す」と書かれてある。1000兆円の国の借金を作ったのは誰でもない安倍首相の所属する自民党が作り出したもの。ワタシは本当に残念で仕方がない。多くの人が自民党は良くないが他に投票する政党がないと言う。

もし今の日本が年収200万円以下の人達からの税収を国家を通じて大企業や官僚機構に流し込む社会を構成しているのだとすれば、今度の増税でオリンピックが開催される以前に東京には豪華な建築物だけが残り、過疎の大都会になってしまうような気もする。そして日本の税金資本主義の崩壊が始まるのでは・・・。

今の日本の政府の本質は「福島の汚染水は完全にコントロール」と言う言葉にその全てを見ることができる。

ワタシは今必至で考えている。貨幣がなくても生きている生活を・・・。