2008年5月28日水曜日

OC1ロール初上がり&水踊り

志度湾でOC1ロールを成功させた時のツカーラ氏の映像です。ツカーラ氏はこのロールのレンスーを始めてからまだ2日目くらいですが、因みにワタクスは初上がりまで約3ヶ月かかりました。なかなか上がらず悔しい日々が続きましたが、ひとりで海へ出て何回かレンスーしましたが、ハンドロールの5年と比べるとかなり短期間でした。ですからツカーラ氏の初上がりは、実は驚異的な早さと言えます。もっとも1日のレンスー量は半端じゃあ~りませんから、次回のレンスー日には、かなりの高確率が期待されます。

香川支部長の水踊りです。この映像を見て実にバカバカしいと感じられた方は、一度こういうことを他のみんながいる前でやって見て下さい。しかも堂々と、楽しく馬鹿馬鹿しくやってみて下さい。そして周りから馬鹿にされたら大成功です。またまるでガキのように水の中で暴れるこの映像を見て、馬鹿馬鹿しくも何か核心的なモノを感じられたら、きっとあなたはスゴイ本物かも知れません。

2008年5月20日火曜日

指導しちゅえ~しょん

先週の土曜日とうって変わって5月では暖かいサイコーのコンディションでした。この日は熱心にレンスーするお二人とやりたいと思うときしかやらない石井君と極楽島で過ごしました。ツカーラ氏はまずは確実なHPロールを、そして新人の方には、基本中の基本を徹底的に反復レンスーして頂きました。

新人の方にはラサS+キャブラックWで、特に回転とリバースを集中的にやって頂きました。フォワードストロークはどうだったのか?当然これやらなきゃ前に進まない。じゃ前に進めばそれで良いって訳にもいかない。肩の力を抜いて腕漕ぎにならずスムースに漕げるようになるには、相当の時間がかかる。カヤック初日に一番気を付けて頂いていることは、腕漕ぎにならないこと。頭がフラフラしないこと等。午前9時過ぎから休憩を挟んで夕方5時までみっちり基本レンスーをして頂きました。
ツカーラ氏はシオン-キャブラック(シオン-X)+BH+HPの形で、HPでの上がりの確実性を高めて頂きました。ただ単にHPで上がるのが目的ではなく、ハンドロールで上がれるようにするためのHPのレンスーをして頂きました。前から後ろから、右から左からと転覆の位置を色々と変えてやって貰いました。
因みにツカーラ氏は昨年の今頃はロングロールを習得したばかりですが、現在はハンドロール初上がり目前まで到達されています。別にシーカヤッキングを楽しむのに、ハンドロールはできる必要は全くないですが、何故ロングやショートが確実にできるようになると、次なるステップを人は求めていくのでしょうか?逆にロングロールさえ覚えようとしないあるいはいくら「練習」しても上がらない人は、どんどんレンスーから遠ざかっていくような気がします。
新人さんには、特にこのリバースストロークをしっかりレンスーして頂きました。この写真を見て、「オイオイ、初心者ってのは、嘘でしょう!何年も乗っていて、久しぶりだからそう言っているだけでしょ。」って思って頂いて結構です。が先週寒い雨の中を往復で約1時間漕いだ経験があるだけです。しかし、この方は非常にレンスー熱心なツカーラ氏のレンスー時間を超えて熱心でした。次回は、もうロングロールに入ります。天気が良ければ、早くて午前中に、遅くても夕方までには、初上がりして頂きます。
カヤックが転覆して、キールラインに沿って頭が見えたら、それが何を意味するのかは、知らない方はいないでしょう。この時の沈脱の原因はふたつ考えられます。ひとつはセットの位置が分からなくなることから来る沈脱。もうひとつは「低体温症」から来る失敗。レンスーの前半はバカスカ上がっていたのを考えると、主な原因は「低体温症」ではないかと思われます。暖かくなったとは言え、何度も転覆復元を繰り返していると身体が冷えてきます。冷え切って動きが悪くなる限界点を超える前に、サッとレンスーを切り上げて休憩に入ることも、是非次回考慮に入れてお願いします。

このところほとんど沈脱を経験していない石井君だが、ストレッチも予備練もせず、いきなりやるとやはりこういう結果になるようです。それとその日の体調によって、結果を予測するすることも大切ではないかと思うのです。それによって、デッキに揃える保険の内容や種類も変わってきます。もちろん体調が良くてサイコーのコンディションなのに全然上がらないと言うのは、レンスー量が基準値に達していませんので問題外ですが、やる前にある程度どのような結果になるかを確実に把握できるか否かは非常に重要ではないかと思うのです。

2008年5月14日水曜日

本村散策

本日は所用で宇野から小型船に乗って本村(直島)へ行って来ました。宇野から本村まで約20分で到着。シーカヤックだと約1時間くらいでしょうか。もちろん宇野港から直接シーカヤックを出すなんて愚かなことは絶対にしませんが・・・。これまで本村の港の近くへは、シーカヤックで数え切れないほど来たことがありますが、本村へ上陸したことは一度もありません。

これが小型船の船内ですが、写真で見るとなんと結構綺麗に見えますが、相当に古い代物です。椅子に座っているとエンジン音が直接身体に伝わって来ます。天井や窓枠の作りが、子供の頃に利用していた国鉄の列車の車内の作りに良く似ています。多分同じメーカーが作ったのかも知れません。でも窓の外は瀬戸内海と言うのが何とも妙な感じでした。色んな意味で複雑な気持ちでした。

窓の向こうに見えるのが、玉野競輪場方面。ここからは見えませんが、山の上に看板だけがよく見えます。この看板を見ると、私営ギャンブルは駄目で何故公営ギャンブルはやっても良いのかといつも思ってしまうのです。しかも不思議なことに、私営ギャンブルは駄目だと言いながら、窓口の操作だけで実質認められている訳ですから、大人の世界は欺瞞に満ちていると、子供達が思っても不思議はないし、世の中に対する社会に対する不信感は増幅されることはあっても、縮小されることはないだろうなぁ・・・。
ふとそんなことをボンヤリ考えていたら、船は動き出しました。窓の外の景色は、一気に海の景色に替わりました。三井造船の工場を右手に見ながら、船は家島の西よりに進路を取りました。基本的に船は右側通行だが、直島と諸島の間を南に向かって進むときには、ワタクスはいつも左よりのコースを取ります。その詳細理由は説明しませんが、左を通行した方が安全だからです。そしてこの初めて乗る小型船も左よりの進路を取りました。

乗っている20分はあっという間に過ぎて、本村へ到着です。この程度の距離であればシーカヤックで来ても良かったのですが、雑用に追われていてカヤックを出したりしまったりウェアーを着たり脱いだりするのが鬱陶しかったと言うのが正直な気持ちですね。かと言って観光気分やお散歩気分で着たわけではケッステありません。またこのところ人気を集めているらしい「家プロジェクト」にも興味があって来たわけではありません。

およそ地元の人と思われる10人くらいの乗船客と一緒に小型船を下りました。海に白波が立つほどの風が吹いていたが、船から下りるとその風が、心地よく全身にぶつかって来ました。長時間当たっていると、寒いほどの強さだが、集落の中に入って行くと、すぐにその風はもう全く感じなくなりました。

本村に入って最初に目にしたのが、この「空き缶アート」のお家でした。「お店」と言いたいが、お店の構えではなく、民家そのものでした。うどん屋にしては値段が高いなぁと玄関前に置いてあるメニューを良く見ると、うどんの「う」の字もなく、・・・・うぅ~どうでもいいやとすぐにこの場を去りました。ワタスの心の隙間にはこうしたアートを楽しむ余裕は猫の額ほどもないのです。

ここが話に良く聞くうどん屋で~す。この時間はちょうどお昼時でしたが、この時はお腹が空いていなかったので、所用を済ませてから寄ろうと思い、2時過ぎに行くと、既にお店は終了していました。へぇ~早いのねと別に後悔することもなく、ここから風戸へ向かいました。本村からは夕方にならないと宇野行きはなく、歩いて直島の反対側の宮浦港へ。

この写真には写っていませんが、平日だというのに観光客がこの界隈を歩いていました。もう見るからに地元の人ではなく、多分都会から来た人達であろう若者が何かを求めて歩いていました。また外国人カップルの多さに驚きましたね。ワタスはこんな感じの田舎で育ったのでさしたる感動も驚きも覚えないが、確かに小綺麗な家並みにしている努力は感じ取れました。強いて感じた何かを表現するとすれば、このような酒屋が残っていて営業活動をしているらしい光景の中に自分が立っていることに多少の時間の屈折を感じたことでしょうか?

このあたりはどこの家もほとんど板壁が黒く塗られていて、スッキリした感じでした。ここを訪れる観光客は、こうした家並みや光景に感動を覚えることができるとしたら、一体どんな環境で育ったのだろうか?と一瞬考えてしまいました。あるいは、ワタスには全く普通に見えるこうした家並みがもうどこを探しても簡単には見つからなくなった光景なのだろうかとも推測をしてみました。
宮浦港へ向かう途中でこんな意味不明な建物を発見しました。古いだけじゃ無くてとにかくボロいのです。どことなく修繕したようなしてないような、整理されたようなされてないような、それでいて妙に惹きつけられるので、ちょっと寄ってみたら、入り口で「鑑賞チケット」を持っていますか?って訊かれて、ワタクス唖然として開いた口を更に大きくして、ア~ウ~ア~ウ~って心の中で倒れながら、叫びながら、超近代的アート建築を後にしました。でも中に入っている人結構イマスタァ~。

これ、スゴイ建物でしょう~!なかなか凝った作りでしょう~!まさか町役場じゃ~ないでしょうねぇ?まさか箱モノじゃ~ないでしょうねぇ~?中にちょこっと入って見たら、訪れている人は非常に少ない。その数に反して職員の数は結構いる。出納係のところには窓口が2つあって、その窓の数だけ女性職員がいる。仕事らしい仕事をしている風には見えなかったが、刻一刻とそうした職員へも給与が発生している訳ですよね。苦労して働いた人達からの給料から税金が情け容赦なく天引きされ、それがほとんど何もしていないような職員に支払われていく現実が、もしあっちにもこっちにもあるとしたら、日本は一度全部解体して一からやり直さないと、沈没するんじゃないだろうかと思ってしまいました。

2008年5月13日火曜日

ハンドロールへの入り口

GWは前半少し参加されましたが、後半は諸事情で帰省されていたツカーラ氏。前日の土曜日は、雨が降り冷たい北東の風が我々の環境を支配して、猛烈に寒くレンスーどころではありませんでした。その日はカメラを取り出す元気も出ない寒さでしたが、翌日は午後より暖かさが戻り、やっとレンスーモードへ。GWにメンバーと共にしっかりレンスーできなかった分を取り返すかの猛烈レンスーモードへ。

左右のロング左右のショートを復習して、まずはBHを試してみる。これもスンなりとでき、ハンドパドルを使用してのHPロールも成功確率がグ~ンとアップしました。上記動画は横で魚が絶妙にピョンと跳ねるところも入っていますので、是非ご覧下さい。
実はこのHPからハンドロールへの道は近いようでなかなか遠いですが、目標は今年の夏合宿の頃までには、初上がりを是非体験して頂きたいと思っています。
因みにワタクス自身の経験では、形は違いますが、HPで上がるようになってから、更に数年の歳月を要しました。手に布製の帽子とかグローブをはめるとできるが、素手だと全然できない状態が、非常に長く続いたように記憶しています。ポイントは、左手の使い方と言うか、これを有効に使うことで、初上がりへのプロセスは非常に短縮できるように思います。

2008年5月12日月曜日

シーカヤック無人島合宿 その6

午前のレンスー前のストレッチですが、只のストレッチではありません。ミドリ先生による科学的総合的準備運動をしているところです。人間というものは元来横着にできているのでしょうか、ストレッチや準備運動が大切であることは分かっていますが、充分なそれをしている人はワタクスを含めて少ない。それ故なかなかからだが柔らかくならない。しかしマルキヌさんも認めているように、この日は大いに違っていました。
手の指先からつま先まで入念にストレッチを指導して頂いたお陰で、この日はいつもよりも動きが柔らかくなったことを自覚された方が結構いたのではないでしょうか!どこぞの「スクール」でも、ロール教室などは2時間程度である。長くてせいぜい半日程度でしょうか?しかし良く考えて下さい。この動きをマスターするには、身体の柔らかさが非常に問われます。ですからまず入念な準備運動をしているとまず30~40分は必要です。それから陸上での動きの説明が30分くらいはかかります。そしてカヤックに乗ってからの準備運動に最低でも30分はかかります。それからやっと本番の取り組みにかかる訳ですが、残りは僅か20~30分しか残っていません。ロール教室に行ってもなかなか上手く上がれるようにならないのは、こういうところにも大きな原因があるのではないでしょうか?! 仕事でも家庭でも激務に追われる調さん、備讃瀬戸までの往復も連休中とあってかなりの激務ではなかったかと思います。お忙しい中のご参加有り難う御座いました。この度は無人島居酒屋のマスターをしていて、落ち着いてお話をすることができませんでした。夏までにはまた体力を回復して、元気な状態でお迎えしたいと思います。しかし昨年のGWと比べると天気が比較的安定していていましたので、その点は良かったと思います。

いつの間にか北海道札幌に工場があるノーライトデザイン社のカヤックばかりになってしまいました。スクールで使用しているのもメンバーが所有しているのも全部ノーライトデザイン社製のものですが、その理由は簡単です。重さ・長さ・艇幅・取り扱い・操作性・スピード・金額等すべてに渡って充分納得のいく内容だからです。また同じカヤックでも、様々な注文に対応して頂けるのも大きな魅力で納期もキチンと約束通りの期限で届けて頂けるので、多くのユーザーから高い評価を得ています。今備讃瀬戸エリアや関東エリアではノーライトデザイン社のカヤックのユーザーが急速に増えています。
もう無人島合宿ではお馴染みになってきていますレンスー熱心なゴルゴ大黒屋様。この度の合宿レンスーではま新しい階段をひとつ登られたようです。カヤックのレンスーには「不可欠の保険」をひとつ獲得されたこと。またロール再乗艇も、香川支部長の詳細なる説明指導によりあっという間に完成されたこと。「不可欠の保険」が何であるかは、企業秘密でお話できませんが、この夏にはふたつ目の「保険」へ挑戦して頂きたいと思います。そして、「悪評」高いスクールの合宿に参加して良かったと感じられる時が来ると思います。
 
~ここから動画3本あります~

ゴルゴ大黒屋様のレンスーの一コマです。ビデオカメラを持って行っていたのですが、それを取り出して撮影する気力が残っていませんでした。デジカメの記録で短いですが参考にして下さい。夏までには短的復元を完成させ、柄的復元にもトライしてみて下さい。

5/5には時折雨がぱらついていましたが、その時の貴重な映像です。こんな日に1人で海へ出てレンスーする気にはなれませんが、仲間がいるとこんな悪天候でも結構楽しいと思えるようになったら、技術は勝手に進歩していってくれるような気がします。技術と判断を計りにかけて訳の分からない保身の論理を展開する暇があれば、自分にできそうな技術をひとつでも獲得していった方が、ワタクスは楽しいと思うのですが・・・。

前田さんにやって貰っているストームブレイスは、実はある伏線があって他の数名の方にもやって頂きました。しかもこれまで一度もやったことがない形のブレイステクですが、この夏までには、フロントシャフト・フロントロング・ストームブレイス等が同一ラインで習得できる技術であることを、実証していきたいと思います。「何かを教えるのがスクーリングだ」と考えることは勝手ではありますが、習う側からすれば、期待を満足に換えることは不可能かも知れません。スクーリングに最も必要なことは、技術の連関性と発展段階を知ることではないかと・・・。

シーカヤック無人島合宿 その5

合宿時にはいつも皆さん良くレンスーをして頂いておりますが、今回もまた内容的に進歩を感じて頂いたのではないかと思います。1人ですると長続きのしない単調なレンスーも仲間がいれば、刺激が生まれ結構楽しくなります。一緒にレンスーをする仲間を捜そうとしても、周りになかなかそういう人が見つからないという方は、一度CSCの門を叩いてみることをお勧め致します。
特に「あんなところは行かない方がいいですよ!」って、悪名高いCSCの評判を聞いた方には是非お勧めです。本当に、体育会系の部活のように扱かれるのか、強制練習をさせられるのか、それとも素敵なメンバーが全国各地からやって来て、レンスー以外にも楽しい何かを共有して、どのようにキャンプ生活を存分に楽しんでいるのか?カヤッキングの本当の楽しさとは何なのか?


新しいカヤッキングの世界を構築展開していく上で、もう無くてはならない存在になりました。ツアーにレンスーに合宿にトークにパドル製作に情宣戦略に組織論に、干潟探検に田中さんの存在は欠かせません。先日は合宿センターに小型のアサリ水族館をご寄贈頂き有り難う御座いました。チビアサリの活発な動きに感動致しました。


穴あき自作パドルでレンスーに励む渡辺さんです。パドリングジャケットを車に忘れたらしく薄~いラッシュガード一枚で冷たい水に浸かっていました。彼はいつも言っています。「僕は寒いのが嫌いです」と。心頭滅却すれば、氷水も温泉に感じるのかも知れません。気合いが足らない方は、ワタクスも含めて、次回夏合宿で「気合い」を注入して貰いましょう!

一般に人は、一生懸命に働くけれども、一生懸命には遊ぼうとはしないように、ワタクスには感じられます。一生懸命に遊び一生懸命にスクーリングをして、講習を受けられた方が飛躍的に進歩すると、講習を受けたくない方から猛烈な誹謗中傷を頂きます。ただ単にボンヤリ遊びたいと考えている方々やちゃんとしたスクーリングをやりたくない方々から猛烈な悪口を言われます。でも非常に有り難いことには、ワタクスは有名人でもジャーナリストでも第一人者でもありません。只の海で遊ぶ只のオジサンです。本も書いていなければ、くだらんカヤック雑誌も作っていません。備讃瀬戸で細々と楽しんでいるだけです。それなのに、嬉しいことにあちこちからの罵詈雑言が届きます。その罵詈雑言をも栄養にして、また一歩前進します。


ストーム系パドル「ツイギィ」でストームブレイスのレンスーをする香川支部長。
カヤックはラサMSです。

穴あき自作パドルでストームブレイスをする渡辺さんは、ラサSに乗っています。

絹本さんの場合は完沈ではなくストームハイブレイスとでも命名しておきましょうか?
次回レンスーの時には完沈でお願いします。ラサMS&キャブワイド使用。

2008年5月9日金曜日

シーカヤック無人島合宿 その4


2泊3日のキャンプ合宿はあっという間に過ぎて行きました。仕事の疲れやストレスや毎日やらなくてはならない様々な事象への精神的対応から解放されて、再び明日への活力が湧いて来ましたでしょうか?


「頑張らないこと頑張る!」が前田さんのモットーですが、今回も頑張らずにストーム系ロールをバッチシ決めておられました。次回もまたその次回も頑張らずに、大いなる進歩を遂げるであろうことを期待しています!いや期待していませんと申し上げた方が良いかも知れませんが・・・。


飛べ!飛べ飛べガッチャマ~ン!飛べ!飛べ飛べシラベサ~ン!是非この写真はデスクトップにお納め下さい。今年はきっと飛躍の年になると思います。



香川支部長、この度はお疲れ様牧場でした。また新たなる境地を開拓できてヨカチン牧場でした。新たなる名前も考えました。その名は、野獣壮兵(やじゅうそうべぇ)。壮兵殿の連続ストームRは見事で御座いました。拙者恐れ入り屋の栗きんとん牧場でした。





         



最終日の夕方、綺麗な夕日をバックに大黒屋直衛兵殿。長的復元はかなり安定して来ており、夏までには短的復元を完成されるでしょう!しかし今回楽しみにしていた強烈な自爆自演は雨天延期となり、またの合宿にてご披露下さいマセ。拙者楽しみにしており候。 アウトドア活動って一体何を意味するのだろうか?外で活動するとどうして気持ちが良いのだろうか?寒い夜にテントで寝ることにどんな意味があるのだろうか?暑い夏に島でキャンプすることに如何ほどの価値があるのだろうか?シーカヤックに乗って海を移動する楽しさって一体どんなことなのだろうか?
    気をつケェ~!前へならぇ~!いつもイキイキと活きていたいですねぇ~!



2008年5月8日木曜日

シーカヤック無人島合宿 その3

雨らしい雨が降ったのは5/5でしたが、夜明けと共に降り止んでくれました。時折思い出したようにパラパラと来ましたが、どうってことはなく、水に浸かるとちょっと寒いかなといった程度でした。それでもレンスーは滞りなくやり、夕方から周辺の島を散策に出かけました。
もう雨は完全に止み、風もなく穏やかな感じが辺りを支配していました。キャンプしている島の入り江を一歩出ると、穏やかに見えていた海は潮の干満差で勢いよく流れていました。しかしその中をパドリングするのもカヤッキングの楽しみのひとつで、備讃瀬戸エリアでは、至る所に潮流が発生します。
その潮流の流れる方向は、上げ潮と下げ潮で向きを変えるということはあっても、あっちへ流れたりこっちへ流れたりしている訳ではありません。しかし、その流れ方の勢いは常に変化していて一定であることはまずありません。大潮の時や風が強いときあるいは低気圧が接近している時などは、時として恐ろしいほどの流れになることがあります。

調さんが漕いでいる向こうに見える岬の更に向こう側へ出ると、しばしば河のように流れています。海ではなく河そのものの流れのように波立って、時にはゴーゴーと音を立てて流れるエリアです。こんな穏やかに見えるときでも、そこへ行けば、河がありその流れを楽しむことができます。
しかしキャンプ島を出てすぐのところに期待した河はなく、穏やかそのものでした。少し物足りなさを感じながらも、静水を楽しみながら、大型船の通過する航路を横断して、お隣の島まで向かいました。いつも大きな船が行き交う海域なのに、さすがに大型連休中とあってか、その姿はひとつも見あたりませんでした。

お隣の島まで来ると潮は僅かに流れ初め、すこし流れを感じ始めました。 いつも来て良く知っている海域だが、新しい方と一緒に来ると新鮮な場所に思えてくるのは不思議なことです。波立ってはいないが、潮は徐々に速くなって来ていて直島諸島らしい雰囲気が漂っていました。
この島に到着する頃には、潮の流れが形になって現れ、表面が少しざわついて来ました。備讃瀬戸エリアでは、上げ潮の時、つまり干潮から満潮に向かうときに、潮は基本的には東から西へ流れる。誤解しないで頂きたいのは、あくまで基本線としての流れが東から西へということで、どこでも東から西へ流れているわけではありません。 お隣の島を1周して正面の島(キャンプ島)へ戻りますが、もう海全体がざわつき始めました。この辺りの潮は一定方向へ流れても良さそうな感じですが、見た目よりは複雑に流れています。これくらいの表情の時でも、初心者にはなかなか厳しい状況であるとワタクスは考えます。因みにスイスイとパドリングしているミドリさんは、久しぶりとは言え全然初心者ではありませんので、むしろ物足りなかったのでは・・・?
潮流の話に戻りますが、この備讃瀬戸では上げ潮の時には、東から西へ流れている訳ですが、その流れが島にぶつかって反転したり、海底の形状によって複雑になったりと、一様な場所は少ないです。ロクにカヤックツアーの経験も無いアンポンタンレポーターが知ったかぶりで「上げ潮流や下げ潮流を利用したカヤックツアーをすれば快適だ」などと、書いているのを以前読んだことがあるが、上げ潮流と下げ潮流を知っているだけでは、潮流を利用したカヤックツアーは残念だけど「無理」です。(続く)