2016年1月2日土曜日

史上最悪の猫山スキー場について

上記写真は12/30 午後1時頃のものです。とにかく酷いゲレンデ状況でしたが、その他にも気がつくことが一杯ありました。この写真だけで判断するなかなか良さそうな感じがしないでもありませんが、とてもスキー場と呼べる代物ではありませんでした。

まずはトイレの場所・それからリフト降り場・降り場からゲレンデ入り口・スノボーマナーなどからお話します。 

1)トイレの場所:スキー場に入る手前にリフト券などを販売している建物があり、その建物の中の階段を登るとスキー場のゲレンデに出る。リフト券は一番下で販売していて、その横の通路を入るとトイレがある。休憩時にトイレに行こうとすると、その階段を下りなくてはならない。スキー靴を履いて階段を上り下りするのは、あまり楽しいものではなく、ここのスキー場の接客姿勢に疑問を感じる。恐らくその建物の中で働く従業員にとって一番都合の良い場所に設置したものと思われる。


2)リフト乗り場:階段を上ってからリフト乗り場までは遠くはないが、何故か登り坂になっている。この日はそこに雪がないから何も問題はないが、普通のスキー場ならば、リフト券購入場所からリフト乗り場までは、下り坂もしくは平面になっているはず。この時点で既に怪しい雰囲気を濃厚に感じた。


3)リフト降り場:物凄く動きの遅いリフトに乗っていよいよ終点が近づく。降りようとすうと私の長い脚(?)が、やっと雪面に届き、届いたかと思うと、下り斜面に雪がないのでブレーキがかかり転びそうになる。こりゃ~相当酷いなと思わずにはおれなかった。


4)ゲレンデ入り口:降り場からゲレンデへの入り口がこれまた極端に狭い。狭い上にスノボーの兄ちゃんネェちゃん達がまるっきり我が物顔で座り込み、そこを塞いでいる。従業員が注意する姿勢も空気も全くない。おまけにそこの指導員が子供達を並べて、更に入り口を塞いでいるのには驚き桃の木鈴木のキィ~でした。


5)スノボーマナー :やっとの思いでゲレンデに出てみると、スノボーの皆さんが狭いゲレンデのあちこちで座って休んでいる。それも片隅ではなくど真ん中にね。あり難い話だ。顔を見ると注意する気持ちも失せる「育ちの良さ」を感じたのは私の育ちの悪さから来るものと諦めた。


6)休憩場所:色々な意味でこんな危険なスキー場で滑ったことはなく、いつ事故ってもおかしくない状況でした。ゲレンデ悪コンディション・混雑・暴走など。しばらくしてゲレンデ下で休憩しようとすると休憩場所も椅子もない。

7)ゲレンデ状況:さてこのゲレンデをご覧下さい。写真で見るとサホド悪いゲレンデには見えないかも知れませんが、ゲレンデ上部半分は殆ど雪がない。あるのは人口雪が山になっている一部だけで、全く整備は行われていない。積雪情報30cmを信じて行ったのだが、0~3cmくらいしかない。まるで詐欺のようなスキー場だ。ゲレンデが白っぽく見えるのは白いマットが敷かれてあるから。ところがスキー板はマットの上では完全なブレーキがかかる。雪はマットの上に僅かに乗っかっているだけ。これを詐欺と言わずしてなんと言うべきか私には分からない。

8)メンテナンス状況:普通ならここまで雪がなくなれば整備されるはず。しかし整備車両は沢山作った雪を別のところに運び懸命に整備をしている。恐らくキッズパークにするつもりのエリアなのだろう。急ピッチで作業が進められているが、スキーゲレンデの方にその雪を持って来る気配は全くなかったし、実際そうだった。これってスキー客をなめているとしか思えない。

9)リフト監視員:リフト2回目の時に、すぐ前を行く少年がリフトから降りられず、乗ったまま半回転してリフトストッパーでリフトを止めてしまった。その時そこに居た監視員はそれを全く見ておらず、リフトが止まってから気がつくというお粗末だった。一事が万事とはこのこと。本当にこんなルーズでいい加減なスキー場を私は見たことがない。恐らく3年以内には完全消滅してもおかしくも惜しくもない。

10)リフト料金:人工で雪を作るのは大変で尚且つお金もかかるので3時間券で2800円は割高だが、どこにも雪が降っていないときはあり難いと思わなくてはならない。しかし作った雪をスキーゲレンデではなく他の場所へせっせと運び、マットが50%以上を占めるスキー場に支払った2800円の損失に対して、それの何十倍もの精神的損失を感じた人は多いのではないか?

11)人間誰しも欠陥を持ってはいるが、その欠陥を大きくカバーする長所も兼ね備えていれば、その欠点は目を瞑ってもらえる。スキー場だって完璧なスキー場どこにもない。しかしこれほど完璧に欠点だらけのスキー場も他に見当たらない。優れて良い所が見つからないスキー場としては、恐らく最高レベルではないだろうか?!