2013年5月17日金曜日

大切なことは・・・?!

カヤックでも楽器でも一番大切なことは何だろうか?と最近よく考える。カヤックの場合はある程度上手になりかけた頃に、人との関係に緊張感がなくなり、規律や謙虚さが薄れて来るのはこれまで見飽きるほど見てきた。楽器演奏や歌などについては語るほどの経験を持たないが、そこそこ上手くなって自信がつき始めた頃のちょっと上手な方が、かなり上から目線で講釈をたれるのを聞く機会は何度かあった。まぁさもありなんかなと気持ちが萎えてくる面もあるが、今回はそれよりももっともっと残念な経験をした。

ピカイチの演奏技術と歌唱力を持ちながら、その優れた能力や人格を全て打ち消してしまうほどの無思索な人間関係性に、ワタシはその人の蟻地獄を見るような気がした。決して悪い奴とは思わないが相手の立場や気持ちに対する思索にあまり興味がないのだろうと思わざるを得ない。

その方がどれほど優秀で物凄く仕事ができワタシの何倍もの給料を貰っているのかも知れないが、ワタシがその方のお仕事のお手伝いをしなくてはならない理由は1%も存在しない。仮にワタシとその方が愛する女以上に仲が良かったとしても、1銭も貰っていない彼のお仕事のお手伝いをするほどワタシはお人好しではない。また仮にお金を出すと言われてもやりたくない仕事はワタシは死んでもやらない。

しかし残念なことに、恐らく彼本人は何故拒絶されているのか全く理解されていないようだ。親しき仲にも礼儀ありと言えば良いのだろうか、いや決して親しい仲ではなかったことも理解して頂きたいところだ。まぁ人間だから時に失礼な振る舞いもして相手を嫌な気持ちにさせることもあるだろう。しかし、それが2回も3回もあると、なかなか心の中では大きな垣根を作ってしまうことは、青年時代に学習しておくべきだったのでは・・・と本当に残念に思う。

だからと言ってワタシの方からああしろこうしろと言う事も全く考えてなくて、好きなように生きて頂いたら結構かと思う。但し電話をしたり貰ったりは勘弁をして頂きたいし、一緒にお茶を飲みながら楽器や演奏の話をするなどということは仮に夢の中でさえもありえないと思う。一つだけアドヴァイスするとすれば、もちろん聞く耳を持っているとは思わないが、ピカイチの演奏技術を磨くように、人間関係性も磨いて頂いたら、本当の友人もできるのではないだろうかね?!

一番大切なことは、どのように人を利用するか・・・ではなく、どれだけ他の人の役に立つ人になれるか・・・ではないかとワタシは思うのですが・・・。