2012年1月13日金曜日

最強の布陣・・・?

民主党が内閣を改造した。またしても岡田が出てきた。「最強の布陣」・・・らしい。何が再強なのか?ちょっと考えてみた。いや考えなくてもなるほど「最強の布陣」だ!つまり嘘つき政党の嘘つき政治家が集まる最強の嘘つき内閣だ。

そしてこの嘘つき政権をバックアップしているのは、経団連・NHK・読売・日経・産経・財務省・その他である。東日本大震災の復興や社会保障を口実に今や増税路線まっしぐら。巷を歩けば無駄な公共工事が至るところで目に入る。公共とは名ばかりで誰の役にも立たない工事は河川や道路や港湾にしばしば見られる。

先日NHKのある番組を見ていたら、結局増税ありきの内容だった。東大の御用学者と財界人と企業の経済研究者が出てコメントを出す。まずヨーロッパの国々の財政破綻でそれが如何に大変なことかをレポートする。そしてアメリカの田舎町の人々が仕事を探す様を映し出す。人々はどんな仕事だってする。自給が700円位でも文句は言わない。そんな映像が流される。

そして最後に日本はどうすれば良いか?と司会者がコメンテイターに尋ねる。3人は異口同音に答える。まだ日本の消費税は5%に過ぎない。上げる余地は十分にある。国債の発行残高が国民の総預貯金を超えようとしている。超えると日本もギリシャのようになる。・・・と。

ちょっと待ってくださいよぉ~!このNHKの描く物語は読売や産経でも殆ど同じで、消費税を上げる為の話しかしていない。何故財政が赤字なのか?使われているお金が一体どこへ流れているのか?どれだけ特殊法人へ流れていっているのか?そこの説明が全くないと言っても良い。

国の一般会計予算が100兆円規模でこれに特別会計を入れると、トンでもない金額になるが、そもそも一般会計だけに焦点を当てて赤字だとわめき散らしているのもおかしな話だ。そしてこれらの何百兆円のお金が使われているにも関らず、国の借金合計は膨れ上がっているのに、預貯金の方は大して変わっていない。

使われた何百兆円は一体どこへ消えたのか?本来なら回りまわって国民の所得になり預貯金の増加に繋がるはずだが、そうはなっていない。皆さん、オカシイと思いませんか?!

実際は増えているが、いい加減な数字を出している。あるいは国の予算は利権を貪る連中が殆ど吸い取り末端まで流れついていない。

消費税を20%以上にしても利権に支配された財政運営は破綻する道しかない。それはヨーロッパの歴史が証明している。

今の民主党政権を見ていても誰もが感じていると思うが、末端の国民が潤わない政治は、どれだけ消費税を上げても良くなることはない。

マニュフェストに書いてあることは、全く実現しようとせず、国民が一番望んでいないことをなんとしてでも実現しようとしている嘘つき政治家は、砂上の楼閣と言う言葉を知っているのだろうか?!