2011年8月23日火曜日

円高の根拠は・・・?

基本的にワタシは大新聞を信じていない。しかしコーヒーを飲みに喫茶店などに入ると、そこに置いてあるのはまぁ大体、読売とか朝日や毎日。山陽新聞なども置いてあるがあまり書いてあることは当てにならない。読売などは「増税ありき」の新聞で、国民を愚弄しているとしかワタシには思えない。また日経などもかなり主観的な論調が多く、ワタシにはどうも隠し事をしているようにに思えて仕方がない。


その日経がたまたま入ったモスバーガーに置いてあったので、目を通した。円高の記事が書いてあった。フムフムどれだけタメになることを書いてあるんやろかと思い読んでみる。ナゼ円高になるのか問われれば、それは円が買われるからだと。それは誰だって分かる。ではナゼ円が買われるのか?それは円の世界経済での取引量が3番目に多いからだそうだ。


ドルを売って円を買うのは、円を持っていても売ろうと思えばいつでも売れるからだそうだ。しかしドルは世界で1番取引が多いのにナゼ売られるのか?全く説明ができていない。取引量で説明するなら、ドルの方が多いわけだからドルをみんな買うはず。なのに3番目に多い円がナゼ買われるのかの説明は全くない。


今日本は大きな財政赤字を抱えている。収入よりも支出の方が多い(らしい)。確かに帳簿上は大赤字だと出ている。しかしそれでも円は世界で評価されその購買力はどんどん上昇している。しかし韓国やギリシャではそうではない。日本の円だけが上昇している。価値もないのに上昇しているのだろうか?それとも政策でそうなっているのだろうか?アメリカの輸出を助ける意味もあるのかも知れないが、だとしても財政赤字の国の円がこれほどまでに上昇するだろうか?

ここに日本の政治家や新聞やテレビの大きな嘘があると考える。ナゼそんな嘘をつく必要があるのか?消費税を上げるために・・・である。上げてどうするのか?国家予算を増やして、政治家・官僚・大企業・マスコミが補正予算などを通じてワケワケするために・・・ね!一例を挙げれば財務省の外為の会計だけでも100兆円前後のお金がプールされていると言う。皆さん、100円じゃないですよ!100兆円ですよ。


そして恐らく他の省庁でも、何らかの形でプールしているお金は所謂埋蔵金として存在するでしょうが、それらが震災復興になど使われることはまずないでしょうね!なんとか予備費とか、なんとか調整金とか、都合の良い名前を付けて恐らくプールしているのでは。それと最近ではテレビでも新聞でも全く報道されなくなった特殊法人だが、これは補正予算を組む度に、それを執行するためのなんとか機構を作って、役割が終わると仕事もないのにそのまま残して特殊法人化する。そこへ新たに官僚が天下って行く。


これらの特殊法人へは各省庁を通じて毎年税金が投入される。しかしその法人にプールされた余剰金は二度と国家予算へ戻っては来ない。仕事しないで週一回1時間ほどの会議に出るだけで、月収は数百万円の元官僚がいっぱい。数年在籍して退職すると、これまた膨大な退職金をもらい、法人の渡り鳥と化す。


そしてこのシステムを打ち壊す権力を握った政治家が出てくると、官僚たちはその政治家の家族や親族を天下り先の法人の役員にして膨大な収入を約束する。民主党の代議士が政権を取ってから誰一人として特殊法人の廃止を言わなくなったようにワタシは感じるのですが、そういう「接待」によって甘い汁を吸わされて、だれもかれもが骨抜きになってしまったのではないか?!


ワタシは円が強い本当の理由は、実はこの辺りに隠されていると考える。100兆円の国家予算があるとして、そのうち本当に国民のために使われているのは、一体どれくらいだろうか?と良く考える。30兆円くらいは国民に還元されているのだろうか?とある方に話したら、その方はいやそんなには還元されていないでしょう・・・と。


日本のマスコミは本当のことを全く書かないけれども、世界のマーケットは円高を通じて我々に真実を伝えようとしているのかも知れない。