2011年5月11日水曜日

ドローストロークが上手くできない理由

先日のGW合宿でも、ドローストロークの練習を沢山やって頂きました。がこれはロールと違って非常に地味な技術でしかも非常に難しい。どこぞのインチラクターが自慢そうにしているドローの姿も、実に悲しいほど未熟に見える。全然ブレードに体重が乗っかっていない。どうしてか?何故なのか?その原因は?

まず考えられることは、ブレードで水を掴む意識と練習不足が上げられるが、もう一つは身体の軸にあることが分かりました。この軸が実はみんなユルユルなのではないかと思うのですが、次回スクールの時に、チョット試してみようと思います。

練習中にブレードがスッポ抜けてドボンとなるドローストロークは、ブレードだけで水を掴もうとするからで、もう一つの要素がなんであるかは、理屈と充分な練習量なんでしょうね!これが完成しないとインストラクターでもガイドでもなんでもない只の素人に過ぎないと誰かが言っていましたが、まさにその通りですね!

昔あるアホなシーカヤッカーが、転覆しなければロールは必要ないなどと偉そうなことを言っていたが、ナニをどうすれば転覆しないかを全く説明していなかったのですね。フォワードストロークをしっかりやれば転覆しないとか、転覆しないためのフォワードをマスターしろとか、かなり当てずっぽの屁理屈くらいしか思いつかなかったのでしょうが、そのオッサンにも是非ともこのドローをマスターして欲しいモンダミ~ン!まぁ無理でしょうけれどね。年間に数回程度じゃとてもじゃないけど無理でしょうね!

まぁそれはともかくもドローが完璧になり、瞬時にローブレイスなどができるようになると、滅多なことではカヤックは転覆しません。しかしですな、ドローやローブレイスを練習するのに、皮肉なことにバックグラウンドとしてロールができることが要求されて来るから、やはりロールの必要のない海というのはないのではないかとワタシは思うのであります。

話はチョイとそれまするが、またしても自慢そうにグリンランドスカリングハイブレイスのような形を写真に撮りHPに載せているのを発見しなくても良いものを偶然に見てしまいました。そしてア~ァとため息が漏れました。そして関係ない人の左手の位置と顎の位置が全く適正値から外れていて、その人に向かって説明をしている自分が哀れでもありました。

しか~し、その適正値の外れ具合とカヤックの適正値の外れ具合が見事に適合していることに気づきまたしてもア~ァとため息が漏れて来ました。まぁこんなことはどうでも良いのですが、それに余計なお世話なんですが、もっともっと練習すべきじゃないかとワタシは思うのですが・・・。特にカヤックを職業としている方は金儲け抜きで・・・ね。