2011年4月25日月曜日

都知事の知的レベルはその程度

ワタシが学生の頃は結構尊敬をしていたのですが、都知事になってからの「業績」に対する評価は既に地に落ちていました。今更それを確認する必要もないのですが、図らずも今日またそれを再確認してしまいました。

今日のテレビのニュースで、脱原発についての石原都知事のご意見は「風力や太陽光で今の電力を賄えるハズがない。」といつものようにふてぶてしい顔で言っていました。この後に「だから原発は必要に決まっているじゃ~ないか。」と言わんばかりの口調でした。

これはもの凄く子供じみた発言で、今福島で起きている原発事故の状況を全く把握できていないのではないかとしかワタシには思えませんね。このボンクラ都知事の脳みそは恐らく空っぽじゃないかと思うのですが、「現在の電力需要に応えるには原子力が不可欠で、今の福島の原発事故も仕方がないではないか。」とまるで言っているように聞こえます。

極論すれば現在の電力需要を賄う為には、時に放射能汚染も覚悟しなさいと言っているように聞こえますが、だとすればヒドイ意見だと思いませんか?!

「不足を補えないから危険を冒しても構わない」と考えるのは、余命幾ばくもないからかも知れないが、無責任極まりない考えだと思うのです。

風力発電や太陽光発電で今すぐに電力需要を賄えないかも知れないが、この震災での原発事故を契機に大いに思考方法を転換しなくてはならないのではないでしょうか?!ワタシはエネルギー政策の専門家でも研究かでも全くないが、これらが原発よりもはるかに安全で、どんなに壊れてもまず放射能を出すようなことは皆無なので、これを今から大いに増やしていくべきと考えています。

良くは知りませんが、日本では地熱エネルギーの利用も十分考えられるらしいし、潮流を利用した発電も充分可能と思われます。特に瀬戸内海などは潮流の宝庫ですから、原発なんぞは絶対に要らないと思うのですね!補助金なんぞに目がくらんでは絶対にいけません!

確かドイツでは自然エネルギーの割合が既に17%くらいと聞いています。あの中国だって、最近では自然エネルギーを大いに導入していると聞きます。今すぐにではなくても今からでも日本は自然エネルギーへ大転換をしていかなくてはならないのではないかと、この原発事故の現状を見れば誰しもが思うのではないのでしょうか?!

重要なことは、原発によるエネルギーか自然エネルギーのどちらを選択するべきかとワタシは考えているのではなく、選択肢はもうひとつしかないということが言いたいわけですね!つまり循環可能で枯渇することがない自然エネルギーしかないということを言いたいわけですね!その自然エネルギーである風力や太陽光を利用した発電は既に可能な訳ですから、それを更に発展させ、広げていき、一方原子力はできるだけ早く廃炉しにしていくべきと考えます。

資本主義社会は利潤を追求する社会ですから、効率を重んじますが、効率を重視した結果が、福島原発の事故に繋がっているように思うのです。風力や太陽光発電の効率は資本主義経済の動きの中では魅力がないのかも知れませんが、ここはクリーンであることに重点を置くべきだと思うのですね!

石原都知事のような人物が政治の頂点で政治を動かしているようでは、そんなクリーンなエネルギーの割合は増えそうな気がしませんが、こういう人の意見に決して左右されてはならないと思い書きました。

最後に1日も早く福島原発の事故が収束に向かうことを祈っています。