2011年3月4日金曜日

大手新聞とネット情報

以前は、レストランやコーヒーショップに入った時には、必ずすべての新聞に目を通すようにしていた。読売・朝日・毎日・日経・山陽・スポーツ紙と片っ端から目を通していたが、いつ頃からか大手新聞にはほとんど目を通さなくなった。日経とスポーツ紙はザァ~ッと見て、面白そうな記事があれば読む。活字が嫌いになった訳でも、文章を読むことが嫌になった訳でもないが、どうも本当のニュースを流していないような気がする。そしてそのどうでも良いニュースが何故か、どの新聞にも同じような内容で出ているのは解せない。

特に最近ヒドイと感じるのは、広告紙面がやたらとあること。そしてマンネリ化したどうでも良い記事ばかり。政治の分野では、世論調査~%というのが、どうも胡散臭い感じがする。例えば、小沢一郎は議員辞職すべきか?の質問に対して~%の有権者がやめるべきと答えているとか、そうした手法で世論を誘導しようとしているのがよく分かる。彼のどこがどう間違ってどう良くないのかは全く論じる必要のない世論調査の中味は真実なのだろうか?仮に真実だとしても、世論がそう感じていることが、真実の基準にはならない。

新聞はそもそも真実を見つけ、それを世間に知らしめるのが使命だと思うが、昨今の新聞の態度は、NHKなどもそうだと思うが、世論を基準にして物事の判断を国民に求めようとしているのは、マスコミの態度としては堕落以外のナニモノでもない。もちろん、世論調査も必要な時もあるし、それなりの意義はあるだろうが、裁判で白黒が決まっていないモノを世論調査の結果で、世論を誘導しようとする傾向は、新聞やテレビの思考が停止した状態のような気がしてならない。

今日も読売新聞を読んでいて吐き気がしてきた。これが大新聞の記者が書いた記事なのかと疑うほども幼稚な内容である。ある政治家と秘書の「共謀」が裁判によって明らかにされるとかされないとかの内容なのだが、自分達がこれまで間違った内容の報道をしてきたことに対しては一語の反省もなく、また不正な取り調べについての内容も一切ない。そもそも共謀かどうかは、全く分からない時点で、既に共謀が前提であるかのような論理展開をしているのには、ワタシは少なからず驚くばかりである。

そしてこの読売新聞は率先して消費税増税を説いているのだが、また他の新聞もそれに習っているのかどうか分からないが、利権がらみで美味しい汁が吸えるのだろうと思うが、この現実の社会をちゃんと見ている人は、全くその必要性を考えている人はいないはずだ。新聞の論調はあまりにも稚拙で、今財源が不足していて社会保障に必要な財源が確保できないから増税だと言っているのだが、確保できないんじゃなくて、確保する気がないだけじゃないのか!大新聞の本当の役目は国民の財産である税金の多くが一体全体どこに投入されているのかをキチンと書くべきだ。

とにかくナントカ補助金、エコカー減税、エコポイント、特殊法人、意味不明な公共工事、など他にもやらなくても良い財政支出が一杯あるでしょう!民主党は政権を獲る前は、どれだけ大きな声で、特殊法人を解体すると言っていたか覚えている人は多いでしょう!今やそう言う声はどこからも聞こえて来ない。

おっといけない。こんな税金のことなど書くつもりはなかったのだが・・・、しかしこれ以上税金が上昇したら、低所得者はもう生きていけないでしょう!約束を守らない今の民主党執行部の仲良し倶楽部の面々の1年後の姿がどんな形になっているか、ワタシはしっかり見させて頂くぞ!この裏切り野郎ども!

そして本題に戻ろう。低所得の国民を苦しめる側に回っている大新聞は、真実を伝える、あるいは伝えようとするインターネットの情報に飲まれて、近い将来ほとんどの人が読まなくなるでしょう。既に欧米では、そうなって来ていますからね。足で稼いだ生きた記事もなければ、社会の真実を追究しようとする真摯な態度のない大新聞。そして紙面を半分以上が広告記事に覆われていて、誰が広告を読むのにお金まで払うかって、馬鹿にするなとワタシは言いたい。