2009年12月31日木曜日

覚え立てシャフトロール


こちらも、今年カヤックを始めたばかりの方です。この動画もまだ10回もカヤックを経験していません。と言っても、恐らく誰も信じないかも知れません。シーカヤックをする前にリバーカヤックをしていた訳でもありません。最初のロールがシャフトロールだったのです。

ロール指導は、最初から指導する側がもの凄く一生懸命に取り組むと、教えられる側はこれまた凄く緊張して、パドルを持つ手に力が入り、失敗を繰り返し、練習することさえ嫌になります。ですから、ワタシの最初のロール指導は、良い意味で「いい加減」です。そして、いつも言います。ボチボチやりましょう!と。

この方の練習する姿と言うか光景を見ていると、どうも水に慣れていて、シャフトロールが上がりそうな雰囲気だったので、ちょっと試しにそれで(シャフトを持って)ロールの真似事をやってみて下さい。上がらないと思いますので、失敗覚悟でやって下さい。失敗したらワタシがフォローしますので、安心して力を抜いて、適当にやって下さいと・・・。

するといきなりするりとシャフトRが上がってしまいました。この時に使用したカヤックはノーライトデザイン社のシオンとパドルはトライアングルでした。ロールは上級者のテクニックと言いたい人は沢山おられるようですが、そんなことを言って役にも立たないくだらない本を書いている間に、熱心な方は僅か数日で確実ななロールをマスターする人が増えてきています。

ロールができないくだらない屁理屈を考える暇があったら、どんどん練習をして何でも良いからまずは1種類のロールを確実にマスターすれば、あとは練習次第で色々なロールが習得できるはずです。もちろんロールができるようになると、他の様々な技術もできるようになり、パドリング技術に幅ができるようになると思います。

2009年12月28日月曜日

ハンドRギリギリの攻防


通常パドルのロールが確実にできるようになるまでには、練習回数と多くの時間が要求される。ハンドRはそのパドルロールが確実にできるようになって、更に色んな小道具を使ってのロールができるようにならないと、マグレでもまず上がることはない。しかし上記動画のパドラーは、始めてからここまで来るのに、1年とかかっていない。

最後の締めがちょっと不安定だったが、この辺の不安を解消するにはもう練習の回数をこなすしかない。何回もやっている内に、身体が水に馴染んでくる。馴染んで来なければ、それはまだまだ練習不足ということになる。しかし、始めてまだ1年未満な訳で、来年1年間みっちり練習をすれば、間違いなく確実にできるようになるでしょう。

全くくだらないシーカヤッカーが、ロールは必要か必要でないかを考えている内に、あるいはロールを前提とする海には出るべきか出ないべきかをウジウジ考えている内に、前向きな積極派の皆さんは、僅か数日でロールを習得して、荒れた海でも転覆しないでパドリングを楽しめるようになる。カヤッキングの楽しみの一つに技術習得という項目が加わると、その世界は一層広がることは間違いなしです

2009年12月22日火曜日

長いブランク

もう長い間投稿をしておりませんでしたが、もう少ししたら動画を中心に投稿活動を再開致します。今年のHPの活動の中心は、動画でした。百聞は一見にしかずで、ごちゃごちゃご託を並べるよりも、動画を見て頂くのが一番ですね!

今年はビデオ撮影を一回もしていませんが、デジカメの動画は沢山収録してあります。それらの動画を一つずつこちらのブログへアップしていきたいと思います。

動画を通じて、カヤックの技術の紹介とノーライトデザイン社のカヤックや僭越ながらワタシの作っているライトウッドパドルの紹介などもしていきたい思っています。

そして色々な活動を通じて、カヤッキングの楽しみ方の内容を具体的に標準化していければと考えております。強制ではなく経験に基づく提示ですから、結果はどうなるか分かりませんが、やっていることや考えていることに多くの人が受け入れられる妥当性をたくさん包摂していれば、その方向性に多くの人が向かって来てくれることは間違いと思います。

昔はともかく、現在は多くの人が、性能の良いカヤック・超軽量の扱いやすいパドル・優れたパドリング技能を求めていると思います。日本一周をしたりすることも素晴らしいとは思いますが、それは一般的ではないと思います。また季節風が吹く晩秋に強風波浪に立ち向かうことは、馬鹿げた行動だと言うことは多くの人が知っています。

如何に短期間にカヤッキングを心から楽しめるようになることができるようになれるかを、長年考えて来て実践し実証してきた経験を活かして、2010年は更に実証的な活動を広めていきたいと思います。

2009年10月2日金曜日

潮流の中を行く


比較的穏やかな状態の潮流の中をパドリングしていますが、カヤックを始めて間がない頃は、この程度の波でも結構緊張しますね。波に慣れて来ると楽しくなりますが、さて問題はどうやって波や潮流に慣れるかですね。まずは何回も海へ出て海に慣れることが大切ですが、何よりも転覆しても確実に上がって来る技術を身につけることだと思います。

あるシーカヤックの教書(狂書?)には、「ロールを前提とする海には出ない」って書いてありましたが、そんな海があったらワタシに教えて欲しいです。「荒れるかも知れない海には出るな」って言いたいのかも知れないが、逆に「荒れない海」ってあるのかな?と思うのはワタシだけ?

また荒れていない海でも不注意でカヤックは転覆することはあります。また台風や低気圧の影響とは関係なく瀬戸内海では、潮流の波が至る場所で発生します。つまりカヤックはどこでも転覆する可能性があるわけですが、極論すると「ロールを前提としない海」はないとワタシは思うのです。

「ロールを前提とする海に出るな」と言うことは、つまり「シーカヤックは危ないから海に出るな」って言いたいのかも知れないが、こんな本とも言えない間抜け本が世の中に出回っているのも、シーカヤックが一般に普及しない原因のひとつかも知れない。

ロールだけではなく様々な技術を身につけることで、カヤックの操作能力は格段にアップして、海での活動範囲も広がり、遊び方のヴァリエーションも広がってくると思います。そうすれば特別に距離を漕がなくても楽しさの幅も奥行きも広がってくるはずです。カヤックの技術は装飾品ではありませんので、どんどん練習をしてできることを一つでも増やして行きましょう!

文責:野塾練試櫂 鈴木

2009年9月30日水曜日

潮流の中での初級ロール1



動画のパドラーは今年の春にシーカヤックを始めたばかりの超初心者の方です。カヤックに乗った回数から言えば、超初心者ではありますが、静水での確実なロール技術を習得されています。今回初めて潮流の中でトライして頂きました。乗っているカヤックはノーライトデザイン社のケブラーラサです。こうした流れの中で落ち着いてロールができるようになると、パドリングに余裕ができてきます。そしてもう現在ではロールはなんら難しい技術ではなくなって来ています。

しかし中途半端な形を覚え、波の中で沈脱して「命からがら助かった」という話は良く聞きますが、それはロール技術に問題があるのではなく、きっちり覚えていないことに問題がある訳ですが、確実なロール技術をマスターすると、全くできない状況と比べるとはるかに世界が広がってきます。ロールは必要か不必要かなどと下らないことを考えている暇があれば充分に基本ロールはマスターできます。

上記動画の主は、4月にシーカヤックを始め9月までに10数回程度しか乗っていませんが、色々な技術を習得してかなりの距離を漕げるようになりました。ハンドロールもほぼできるようになりました。ハンドができればそれで良いということはありませんが、熱心に練習をすると海は確実にその努力に応えてくれると思います。人はしばしば裏切ることはありますが、荒れることはあっても海は裏切ることはありません。

文責:野塾練試櫂 鈴木

潮流の中でのパドリング1




備讃瀬戸ではこのような潮流エリアが至る所にあります。シーカヤックでツアーをするときは、必ずしもこうしたエリアを通過しなくてはならないということはありませんが、時には避けては通れないこともあります。またこうしたエリアに出くわした時に、この状況に恐怖するよりも楽しいと思える技術と経験を養うことは大変重要で意義あることではないかと思います。

2009年8月17日月曜日

練試会動画


この動画は既に他のブログに投稿したものですが、ちょっと練習の為に投稿しました。ニフティの動画ブログはアップに時間がかかったり、再生に不具合が生じたりと、芳しくないので取りやめました。
このところ練試会での動画が溜まって来ておりますので、少しずつ投稿していきます。また一からやり直しです。

文責:野塾練試櫂 鈴木