2008年6月30日月曜日

雨天曇天極楽レンスー会

雨天曇天極楽レンスー会

だいたいツアーの翌週は、閑古鳥が鳴いて、ひとりか多くても二人程度の参加しか見込めないが、この週末は、色んなことが重なり、纏まったメンバーにお集まり頂きました。そして、やる気充分の新人の方も交えて、当然のことながら一杯お喋りもしながら、非常に楽しい1日となりました。また田中さんのお陰で、土曜日の夜は素敵な焼き肉ミーティングとなりました。
いよいよ転勤が決まった倉橋さんですが、最後のギリギリまでご登場頂き有り難うございました。また新しい生活環境で、公私ともにご活躍下さい。カヤックに関しては、こちらでレンスーしたことが、地元に戻られてから、色んな場面で活かされることを期待しています。仕事が落ち着くと言うことはないと思いますが、一区切りがつきましたら、また極楽島レンスー会で一緒に食事をしましょう!
脇田さんは、先週まではケブラーラサでレンスーをして頂いていましたが、今回はケブラーシオンに乗って頂きました。この日参加5回目をむかえましたが、ちょうどツーリング基礎コース終了と言ったところでしょうか。順調に階段を上られています。基本ロールの成功確率から、次回は新しいステップへ入れると思います。6回目にしてリエントリーに突入します。
これまでカヤックに何回かは乗ったことがあるという初参加の新人の方のレンスーの一コマです。午前10時頃から始めて、この段階まで来るのに、約5時間くらい。この間には、基本レンスータイム・ランチタイム・お喋りタイム・休憩タイムも含まれます。
何のレンスーをしているのかは詳しくは説明しませんが、ロールの組み立て指導の一部とだけお話しておきましょう。
常に前進あるのみの西脇さんのレンスー姿勢は、昼間からビール飲んで昼間からゴロゴロしている連中に食べさせてあげたいです。上手くいっても失敗しても、一定の休憩時間を挟んで新しい技術に挑戦する姿は、素晴らしいです。次回はどれだけ力を抜いて上がれるかを念頭にレンスーしていきましょう! 最近新しくやって来られる方々は、どなたも「まず基礎からみっちり教えて下さい」と言われます。昔は経験も基礎もないのに体力があるしアウトドア経験があるから、いきなり鬼ヶ島へ行きたいとか、小豆島へ行きたいとか言って来る方がおられました。カヤックの場合は、アウトドア経験や体力は重要な要素ではありますが、それだけでは無謀なツアーになってしまいます。もちろん判断力があれば技術は不要ということは絶対にありません。カヤックの基礎技術はいくら積んでも積み過ぎと言うことは決してありませんので、これからカヤックを始めようという方は、是非ともしっかりした基礎技術を身につけて頂きたいと思います。基礎技術に経験や判断力が伴えば、フェリーを利用するツアーなんて考えは100%生まれません。

お休みは確保していたにも拘わらず、先週のツアーに行けなかった田中さんは、その分を取り返すべくラサ-Xを、何度も何度も裏返しておられました。レンスーの楽しさ面白さをご存じない方が、その光景を見たらきっと思うでしょう。何故そんなに転覆復元を繰り返すのか?と。その答えは、見えないラインが見えてきたからですと、答えておきましょうか?!
我々が毎週のようにレンスーしていることを自慢するつもりは全くないが、カヤックツアーに出かける前に、ほとんど練習らしき練習をしないで、すぐにツアーに出かけるところが結構あるように見受けられます。個人にしろ倶楽部にしろスクールにしろ、ツアーに必要なパドリング技能&技術について、もっともっと考えてみる必要があるのではないだろうか?カヤックの本当の楽しみがどこにあるのか、特にカヤック業者は真剣に考えるべきだと思います。
ヘルメットに何やら装置を取り付けてレンスーしているのは、誰あろう茨木さんですが、このところのラベルアップの度合いは目を見張るものがあります。昨年の今頃ロングロールで苦労していたのが、ウソのようです。先日の汐見島ツアーの時は、ワタクスが眠っている間に、初ハンドを決めてしまうし、いつのまにか知らない内にダウンワドロングもすんなり上がるようになるし・・・ここまで来れば、どんな事情でラベルダウンしても、また元に戻れるラインは確実になったのでは・・・。
色々な技術を習得すると、すぐにツアーへと考えるべきではありません。その前にその技術を色々な状況で検証していかなくてはなりません。潮流が流れているエリアで、激潮部で、波打ち際で、沖合で、という風にレンスー環境を変えて、色々な技術を試してみるべきだと思います。もし激潮部でできなければ、それは完成された技術ということにはなりません。ロールやバランス技術なども、こうした荒れた海でできなければ、意味がないとは申しませんが、実践では使えない技術と言うことになります。
午前8時30分にスタートしたスクールは、夏場は午後5時30分から6時頃に終了します。上記写真はカヤック撤収中ですが、ヘロヘロになっている方はひとりもいません。およそ1日の実質レンスー時間は、4~5時間です。少ない人でも2~3時間はレンスーします。そしてその練習方法は、連続的ではありません。断続的です。カヤックスクールだからカヤックだけの話をしている訳ではありません。
ワタクスはいつも変な思いつきで変なポーズを要求してアクティブな写真を撮ろうとしていますが、この日は何をイメージしてポーズを要求したのか、思い出せません。でもまぁ何かを楽しんでいるオブジェのようなポーズに、この日一日が非常に楽しかったことを物語っていればそれで良いかな・・・と思っております。またこんな意味不明な写真を見て、何か楽しそうだなと感じられた方は、是非ともCSCの門を叩いてみることをお勧め致します。