2008年5月12日月曜日

シーカヤック無人島合宿 その6

午前のレンスー前のストレッチですが、只のストレッチではありません。ミドリ先生による科学的総合的準備運動をしているところです。人間というものは元来横着にできているのでしょうか、ストレッチや準備運動が大切であることは分かっていますが、充分なそれをしている人はワタクスを含めて少ない。それ故なかなかからだが柔らかくならない。しかしマルキヌさんも認めているように、この日は大いに違っていました。
手の指先からつま先まで入念にストレッチを指導して頂いたお陰で、この日はいつもよりも動きが柔らかくなったことを自覚された方が結構いたのではないでしょうか!どこぞの「スクール」でも、ロール教室などは2時間程度である。長くてせいぜい半日程度でしょうか?しかし良く考えて下さい。この動きをマスターするには、身体の柔らかさが非常に問われます。ですからまず入念な準備運動をしているとまず30~40分は必要です。それから陸上での動きの説明が30分くらいはかかります。そしてカヤックに乗ってからの準備運動に最低でも30分はかかります。それからやっと本番の取り組みにかかる訳ですが、残りは僅か20~30分しか残っていません。ロール教室に行ってもなかなか上手く上がれるようにならないのは、こういうところにも大きな原因があるのではないでしょうか?! 仕事でも家庭でも激務に追われる調さん、備讃瀬戸までの往復も連休中とあってかなりの激務ではなかったかと思います。お忙しい中のご参加有り難う御座いました。この度は無人島居酒屋のマスターをしていて、落ち着いてお話をすることができませんでした。夏までにはまた体力を回復して、元気な状態でお迎えしたいと思います。しかし昨年のGWと比べると天気が比較的安定していていましたので、その点は良かったと思います。

いつの間にか北海道札幌に工場があるノーライトデザイン社のカヤックばかりになってしまいました。スクールで使用しているのもメンバーが所有しているのも全部ノーライトデザイン社製のものですが、その理由は簡単です。重さ・長さ・艇幅・取り扱い・操作性・スピード・金額等すべてに渡って充分納得のいく内容だからです。また同じカヤックでも、様々な注文に対応して頂けるのも大きな魅力で納期もキチンと約束通りの期限で届けて頂けるので、多くのユーザーから高い評価を得ています。今備讃瀬戸エリアや関東エリアではノーライトデザイン社のカヤックのユーザーが急速に増えています。
もう無人島合宿ではお馴染みになってきていますレンスー熱心なゴルゴ大黒屋様。この度の合宿レンスーではま新しい階段をひとつ登られたようです。カヤックのレンスーには「不可欠の保険」をひとつ獲得されたこと。またロール再乗艇も、香川支部長の詳細なる説明指導によりあっという間に完成されたこと。「不可欠の保険」が何であるかは、企業秘密でお話できませんが、この夏にはふたつ目の「保険」へ挑戦して頂きたいと思います。そして、「悪評」高いスクールの合宿に参加して良かったと感じられる時が来ると思います。
 
~ここから動画3本あります~

ゴルゴ大黒屋様のレンスーの一コマです。ビデオカメラを持って行っていたのですが、それを取り出して撮影する気力が残っていませんでした。デジカメの記録で短いですが参考にして下さい。夏までには短的復元を完成させ、柄的復元にもトライしてみて下さい。

5/5には時折雨がぱらついていましたが、その時の貴重な映像です。こんな日に1人で海へ出てレンスーする気にはなれませんが、仲間がいるとこんな悪天候でも結構楽しいと思えるようになったら、技術は勝手に進歩していってくれるような気がします。技術と判断を計りにかけて訳の分からない保身の論理を展開する暇があれば、自分にできそうな技術をひとつでも獲得していった方が、ワタクスは楽しいと思うのですが・・・。

前田さんにやって貰っているストームブレイスは、実はある伏線があって他の数名の方にもやって頂きました。しかもこれまで一度もやったことがない形のブレイステクですが、この夏までには、フロントシャフト・フロントロング・ストームブレイス等が同一ラインで習得できる技術であることを、実証していきたいと思います。「何かを教えるのがスクーリングだ」と考えることは勝手ではありますが、習う側からすれば、期待を満足に換えることは不可能かも知れません。スクーリングに最も必要なことは、技術の連関性と発展段階を知ることではないかと・・・。